KARAファンミーティング「今、贈りたい言葉...KARA JAPAN COME BACK 2011」@横浜アリーナ(8/6)〜後編



やっぱりスンヨンすごいなーって思ったのよね。
誤解を恐れずに言えば、今のKARAの日本活動ってスンヨンが引っ張ってると思うの。再びKARAの”表”に立とうとしてる。

  • スンヨン「みなさんに伝えたいことがどういうことか、みなさん、もう知ってると思うんですけど、だけど...今回だけは、ちゃんとみなさんにこの気持ちを伝えないといけないと思って、もう一度こういう時間を作りました」

真面目なことを話す気恥ずかしさからか、少し笑いながら、でも緊張しながら話し始めたスンヨン。スンヨンがこんなふうに話し始めた瞬間、イベントの流れがガラっと変わった。ニュースで言われてるように「謝罪」の言葉があったんじゃない。「真相」を語ったのでもない。スンヨンは真実の言葉を語ろうとしたんですよ。

ニコルが神妙な場面でも「今から始まりま〜〜す♪」と明るくおどけて見せたり、ジヨンが「本当にみなさんが私たちを最後まで信じてくれて、私たちはほんとうに、感動して嬉しかったんですよ?」って語尾を上げながら言ったとき、一気に僕の大好きなKARAの姿がちゃんと見えたのよ。

  • スンヨン「どういう言葉で、この...みなさんに感謝する気持ちを伝えられるかどうか...。でも、今日もこんなにたくさん来てくれるのは、ほんとにぴっくり。これからも一緒に、いろんなことをやっていきましょう!」

このファンミ全体の拙さを考慮しても、僕はこの場面を見れただけで来てよかったと思ったよ。そのまま、”今、贈りたい「ありがとう」 ”へ。この流れは良かったなぁ。降りてきたシャンデリアがちょっとアレで気になって仕方なかったけども^^;

「ジェットコースターラブ」「ミスター」

今贈をしっとり聴いて感慨に耽りながら曲が終わったと思ったら、「みなさ〜〜ん!ジェットコースター乗りましょうっ!」の掛け声と共に、いきなり元気よく「ジェットコースターラブ」。余韻に浸ることもできず、悪い意味で流れが寸断。またもや置いてけぼり。なんぞー。
そして散々既出ですが、曲の途中でオケが止まるハプニング。曲が終わったあと、ハラが「なんでしょうかw」と笑いをこぼしたあと、さらに続けてMC中に突然「ミスター」がかかるハプニング。ギュリがすかさず「リミクスですねw」と、急なトラブルにもろともせず、笑いにもっていったのはさすがだと思ったんですが、悲しい爆笑とともにかなり残念な気持ちに..。

アンコール〜「Pretty Girl」

一瞬「カ〜ラ〜ちゃん!」(「ちゃん!」は最高の意)のコールが上がったあと、スムーズに「アンコール!アンコール!」へ移行。マジヲタなので喉ボロボロだけどアンコール言い続けました。1万人規模の会場で「アンコール」の掛け声が揃うのは珍しくて、カミリアやるじゃねーかと思って一生懸命声を出す。
数分経ったところで、スクリーンに「アンコールみたい?」の文字。「その前にファンからメッセージがあるんだって」的な文字が写されて唐突にファンからのビデオメッセージが流れ始める。「アンコール潰しとか正気かよ!!!!」って笑うしかなかったです。
そしてアンコール一発目の曲が、Paltyタイアップ曲「ガールズビーアンビシャス!」。KARA本人に一切非はないけれど、ここで完全に萎えました。すみません。大事なアンコールの場面で、あからさまにスポンサー視点でタイアップ曲をやる不思議。カミリアのためのファンミでしたよねコレぇ..。

銀テープが飛んだり、大きな風船が会場に放たれたり、KARA本人がサインボールの混じったボールを会場に投げまくっていたり、最終的には本人が使っていたタオルを客席に投げ入れたりのファンサービスも遠く映像世界の出来事。「来年コンサートやるよー」ってニコルが口をすべらせたり(という体)、ジヨンが去り際に袖で止まって「バイバイ♪」って言ったのはちょうかわいかったけど、「Honey」「Rock U」も披露されることないまま客電が点いて終演。


全体の感想

環境的な要因でKARAの一番魅力的な姿が見えにくいイベントでした。歯痒かった。だって、KARAってこのファンミで見るよりもっともっと魅力的で素晴らしい存在なのに!初めてKARAを見た人に、それが伝わりきってないってことがほんとに歯痒いです。KARAってまだまだこんなもんじゃないよ!!!!もっとかわいくてもっとキラキラしてるのよ!!!!

  • 全体的に”スポンサーのためのショーケース”という意味合いが強かった
  • 構成がむちゃくちゃ

横浜アリーナでの無料開催を考慮すると、スポンサーの力無くしては実現しなかったというのももちろんあるでしょう。某SMエンタと較べるまでもなくDSPは資金力に乏しいんだから。でも、たとえスポンサー臭が強かったとしても、イベントの構成さえきっちりしていれば、スポンサー臭をねじ伏せるぐらいできたはずで、もっと素晴らしいイベントになったと思うのよね。たとえば「ガールズビーアンビシャス!」だって、アンコール後じゃなくて他の場面で場繋ぎ的にやれば普通に嬉しかったのに、と思います。
今回、私見ではライブ初体験&生KARA初めて見たって方も多かったと思う。なので感想もだいぶ変わってくると思うんですが、個人的には正直ここまでヒドい構成のイベントは近年あまり見たことがありません。大会場なら尚更です。

昨年のファンミからの改善点は、着替えタイムの「MV垂れ流し」⇒「オリジナル映像」になったこと。正直、他の点は何ら変わらなかった。「ファンミ」形式の「流れ」の悪さについてはここでは繰り返しませんが(過去レポ参照)、「ファンミ」形式が通用するキャパをすでに超えてると思うのよね。

これ、どうやったら上手くイベントを企画してもらえるんかなぁ..。なんとかなんないの!ってほんと悔しいのよ。来年開催予定の「ライブ」も大丈夫なのかなって、正直不安です。もっと言いたいことはありますが、カミリアジャパンの方へ直接メールを出すつもりなので、ここでは控えます。今回疑問を感じた方も、冷静な意見としてぜひメールを出してみてください。ファンの力を諦めるのはまだ早いと思うんです。
ぱっと思いつくだけでも、

  • 花道は必須(親しみ易さを売りにしてる分、通常より大きい花道でもいいくらい)
  • MCを本人に任せる(日本語力は十分)
  • モニター用のスクリーンは大きく!

予算が許す限り解決策なんていくらでもありそうなんですけどねー

周囲の環境のせいで、最良のKARAが見えなくなっても、ぼくはいつでも最良のKARAを思い浮かべることができます。

そういえば、「最後の最後まで信じる」ことと、「最後の最後まで愛する」ことって、韓国ではどんな違いがあるんでしょうね。何気に気になってるんですよコレ。