GAMEツアー@Zepp Tokyo(5/4)

今回のGAMEツアーは、ぼくはZepp Tokyoの1回きりしか行かないので、「後ろで見てみたい」っていう思いもあったんですが、『GAME』を聴いて何回も色んな風に聴いて、最終的には、絶対に前に行こうって決めました。良い番号ではないけど、できる限り前に行って3人の顔を見ようって。あの、もう正直に書いちゃうけど、『GAME』は音楽的に「良い」のかもしれないけど、どうしても「面白い」って思えなかったんですよ。だから絶対前に行こうって決めてました。*1

全体的な感想を一言でいうと、「とにかく楽しかった」「楽しいものでよかった」という感じです。あと、これはホントにホントに思ったんだけどやっぱ前で見れてよかった。なんだよ感想ふつうじゃん!!とかそんなの当り前ってトンデモないこと言う人がいるけど、違うんですよ!!

以下ネタバレ含みます。


ステージに関して、シャンデリアみたいな飾りが床に置かれてたり、天井から「シャンシャン」(あ〜c談)したものがぶら下がってたり、後ろの目の粗いスクリーン3台に、映像やらPの顔やら映ってたり、大きな会場に合わせて作られてて、ちゃんとメジャーシーンでやることの自覚みたいなのがあってよかったです。バタフライのときの火の鳥みたいな映像とか、Perfumeのときの「パー」にした手のひらとか、まぁ他にもいろいろ凝ってたと思う(たぶん)。

演出に関して、しょっぱなのGAMEのライトセーバーの演出もかっこよかったし、テイクミーテイクミーのダンスはあのS気たっぷりの表情とか、指全体じゃなくて第二関節から上だけを「くいっくいっ」って動かして誘う身振りとか、歌が入ってないところでも口だけ「take me take me」って動かしてたりとか、明らかに「Perfumeの掟」のダンスの流れを汲む振り付けで、期待していないぐらい(!)セクシーでカッコよかった。ていうかずるいですw

そして僕としては、なんと言ってもシークレットシークレットの青い光での演出!!!!アルバムのなかで唯一好きっていうか、じつはベスト5に入るくらいけっこう大好きな曲なんだけど、筒の上であの青い光のスポットライトを浴びた3人の姿見て、一瞬で涙が出たっていうか、まだ3人の名前も知らなくてYoutubeでバカみたいにリピートして見ていた頃に、意味もわかんなくて涙が出てきたときの、Perfumeを好きになった原初の感覚みたいなものが甦ってきて、その時と同じように唐突に涙が出た。


今回のライブは、ほんとにぜんぜん客観的に見れてなくて、こんなふうに、Perfumeを好きになったときの最初の気持ちを、何度も何度も確認させられました。ベスト3に入るぐらい大好きなファンデーションで、目の前にかしゆかがいて最後にかしゆかのところに3人がそろったときの表情とか、今まで意識したことないしぜんぜん盛り上がるところでもないけど、なんか急にこみ上げてくるものがあってほんと意味がわかんなかったし、最後のMCで、それまで黙っていたかしゆかが、「ひとつだけ言ってもいいですか」っていう風に切り出して「いつまでも笑顔でいてください」って涙ぐみながら言ったことや、あ〜ちゃんが「夢を追い続けることは恥ずかしいことじゃない」って言ってるときは、もうあ〜ちゃんしか見ることができなかった。

特にさ、「恥ずかしいことじゃない」って、まぁちょっと言い方は違ったかもしんないけど*2あ〜ちゃんの、というかPerfumeのこういうところがほんっと大好きだと思った。MCであ〜ちゃんが言ってたけど、あ〜ちゃんだって普段は「夢は信じていれば叶う」とか「夢を諦めないで」っていう話は、左から右に流れるような「ふーん」っていう類の話で、そういう言葉をベタに信じるほど、いま世間のイメージで思われてるような天然っ子じゃない。普段何もないときはあ〜ちゃんだってこんなふうには言わないかもしれない。でも、あのライブを通して最後まできて、何千っていう人が祝福している姿を見て、ほんとに「夢を追い続けることは恥ずかしいことじゃない」って言えるような状態になったんだと思う。あれは、あのときのあ〜ちゃんだからこそ言えたことだったんじゃないかな。軽々とさ、自意識の壁を超えてとてもシンプルな思いがバシッと伝わってきた。案の定ここでも、唐突にぶわっときてしまったワケだけど(´U`;;


また長い感想になってしまって死にたくなるんだけど(サーセン)、最初に書いた「楽しいものでよかった」っていう感想ね、散々いままで感動したって話をした後になんなんだけども、やっぱね、それが今回のライブで一番に思ったことなんですよ。かしゆかのおしりぺーんっ!とかwonder2のときの両手で手を振るはしゃぎ様とか、のちヲくんのダメっぷりとか猪木とか視線の大盤振る舞いとか、後ろのスクリーン見て自分の顔が見れんって高速で振り向くあ〜ちゃんの底抜けの笑顔とか、すっごく楽しかった。

あ〜ちゃんが「楽しく楽しくて着替えのとき裸なのに楽しい!楽しい!楽しい!って言ってた」っていう話をして、のっちに「ただのヘンタイじゃん」って言われてたみたいに、ライブ中は楽しくて笑ってることのほうが多かった。

最後にさ、wonder2終わったあとだっけ、すっごくいい雰囲気のときに2回目だかのタモさん締めが起こったじゃん?のっちが「あーせっかくいい雰囲気だったのに〜」って言ってたときね。確かにあれで感動モードみたいな感じからは遠ざかったけど、ぼくはあれでよかったなぁって思ったんですよ。毎回そんな感動ばっかり求められても困るよねっていうか、泣き笑いみたく最後に「楽しかったぁ〜」で終わっても、ぼくはぜんぜんオッケーだと思ったし、そんな感想になっても、いいライブだったって思えればそれでいいんだよなって、そんなふうに思えたんです。いいライブでした。ほんとねー、気負いすぎなんですよ(´U`;;

(追記)
チラ裏な話だけど、なんかここ最近、Perfumeに対する距離の持ち方っていうか関係の取り方がよくわからなくなってて、これは誰にも言うつもりはなかったけど、もしかしたら今回のライブで見納めになるかもっていうぐらいの危機感は自分の中であったんですよ。ぶっちゃけると。遠くから活躍を見守るみたいな距離で応援するファンになっちゃうのかなって。だからこそ前に行きたかった。

で、ほんと今回「楽しいものであればそれでいいんだ」って思えて、すごく気が楽になったなぁーってのがすごくあって、よくわかんなくなってた距離も、自分の中で見つけることができた感じがします。

最近よく思うんだけど、Perfumeの3人が自分たちで「Perfumeのことが大好きなんです」って言うときの「Perfume」と、かしゆかとのっちとあ〜ちゃんを指して「Perfume」って言うときの区別は、しっかり持っておいたほうがいいなってこと。他人の言説を聞いても、自分の気持ちの付け方にしても、混乱する原因になってるのはここなんじゃないかって思った。みなさんに当てはまるかどうかはわからないですけどね(*´ー`)

今回「楽しいものであればそれでいいんだ」って思えたことは、もしかしたら、後者の「Perfumeとしての3人」のほうに寄り添った距離で応援したいなってことなのかもしれません。だから3人ともレスをください!!前だったけど谷間部分でコレと確信できるレスこなかったぜチクショー!!!!www

*1:結果的には、入場前に良番と交換してくれたBUZZ&Candy界隈の神様のおかげで2列目で見れました。ホントにありがとうございます!!

*2:正確に覚えてる人いたらぜひ教えてください><