映画『ワッツタックス』で見たエモーションズ

サザン・ソウルの象徴的なレーベル「スタックス」と、その傘下レーベルの所属アーティストが多く出演した巨大イベント「ワッツタックス」。1972年の夏、ロサンゼルス・コロシアムで開催され、入場料はわずか1ドル。約10万人を動員した。この映画はライブ映像に加えて、人種差別・恋愛・貧困・理想についてのその当時の黒人コミュニティにおける考え方など、周囲の環境も含めて編まれたドキュメンタリーだった。

見所は書ききれないぐらい沢山ある。なので、今日はコレを紹介。


町の教会でゴスペルを歌うThe Emotions。
歌い手の表情、それを見て歌を聴いている者の表情が、あまりにも素晴らしい。ディティールが見えれば見えるほどほんとうに素晴らしかった。
満足そうな笑みを浮かべる人、涙ぐむ人、なかにはトランス状態に入る者もいる。もし僕が歌い手の側だったら、”歌を歌う”ことそのものについて、もっといえば普遍性っていうことについて、根本的に考えさせられたと思う。興味のある方はぜひ。たぶん近所のTSUTAYAにありますw

ちなみにThe Emotionsは、元々はこのようなゴスペル隊出身。この映画の数年後、アース・ウィンド&ファイヤーのモーリス・ホワイトのプロデュースで大ブレイクする(ディスコ・クラシック「Best Of My Life」が好き!)。同じくEW&F「Boogie Wonderland」でのジョイントでも有名ですね。


Best Of My Life - The Emotions

Boogie wonderland - Earth Wind and Fire

ほんと、人生いろいろだよなぁ(*´ー`)

さらに遠く離れるけど、EW&Fの名盤『太陽神(All 'N All)』は、まめぐこと中島愛のお気に入りの一枚だそうです。まめぐ曰く、「保守的な音でも、攻撃的な音でもない…そこが素敵です」。あまりに的確で驚いたΣ(゚Д゚) まめぐ!まめぐっ!!

ということで、下の記事にうすーく繋げて終わらせておきます。きょうの東京寒い!