少女時代「Gee」のMVによって突き抜けていくもの

GeeのMVのストーリーについてなんですけど、あの最後のとこってどう考えたらいいのかな?

かわいさや音の面白さについては鈴木さんAISさんも書いていらっしゃるので、ここではちょっと違う視点から見てみようって流れです(*´ー`)

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SNSDのメンバーはショーウィンドーのマネキン役。店員(ミンホ)は一日の業務の終わりにユナを抱え、ショーウィンドーにセットする。電気が消え店員もいなくなり時計は0時を知らせる。そしてマネキンは動き始める。マネキンに与えられた自由は午前0時〜9時まで。

でさ、壁には店員の写真が飾ってあって、最初はマンネが次にティファニーがっていうふうに、「店員の写真=カメラの視点」になってて、それを覗き込むようにマネキンたちが可愛らしい表情でなにかを訴えてるのね。これってマネキン全員がひとりの店員に恋をしてるってことなの??って最初思ったんだけど、やっぱ普通に考えると違うよねw そう考えても面白かったんだけど、ごめんいま書きながら腑に落ちたw

たぶん「私にはこんなに好きな人がいるの!素敵な恋をしているの!ねぇわかる?聞いてよ!」って感じで”My First Love Story”を語りかけてる。ってことでいいんだよねコレ?(´U`;;

真夜中の店内での楽しい時間も終わりに近づき、時計は午前9時を指そうとしてる。いつものように定位置に立ち、ポーズを作るマネキンたち。ここでティファニーが午前9時を過ぎても動けることに気づく。ほら!動けるよ!

ドアを開けて、外の世界に旅立っていくマネキンたち。

再び登場した店員はマネキンがいないかわりに、キスマークでいっぱいになった自分の写真に気づいて渋い顔を浮かべることしかできない。そして女の子たちの軽やかな笑い声が聴こえる……。

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この曲の3分過ぎる辺りからの盛り上がりのなかで感じる、軽やかな笑い声とともに外の世界に出て行く女の子たちの自由さ。その明るさやしなやかな強さに、ぼくはスゴく魅かれてしまう。なんかさ、突き抜けていくものを感じませんか?