「ミスター」発売記念イベント ミニライブ&握手会@新木場 STUDIO COAST(8/14)







整理券配布の列が最長時で約1km弱。ぼくが直接係員に聞いたカウンターの数字が「3850」。
キャパ2400のSTUDIO COASTはフル満員で、昼・夕方の2回公演で約4800人以上というのはリアルな数字だと思う。客層は、10代〜20代前半の若い女性中心。特徴的なのは、他のK-POP関連イベントに較べて男性が多いこと。今回は男女比4:6ぐらいはあったかもしれない。これまでのKARAのイベントに較べて、アイドルファンというよりもいわゆる一般層の男性が増えた印象。明らかに新規の客を掴んでいる様子で、とてもバランスの良い客層。
僕は会場到着後から、KARAの「メジャー」感にひたすらびっくりしていました。

たった1年半前のmixi「KARAコミュニティ」は約300人。現在は15000人を超えたところ。これが集中的なプロモーションだけの結果かどうかは、今後の数ヶ月で明らかになると思います。

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  • 「ミスター」披露
  • インタビュー(司会:古家氏)
  • 楽曲人気投票結果&告知
    • 1位「Mister」, 2位「Lupin」, 3位「Honey」, 4位「Pretty Girl」, 5位「Wanna」
    • 9/29 KARAベストアルバム『KARA BEST 2007-2010』発売
    • 秋頃 2nd Single発売
  • ファンへ向けて挨拶
  • マスコミによるフォトセッションコーナー(1部のみ)

(約30分)
握手会

1部のみ参加。生KARAはやっぱかわいいなー。何回見てもそう思う。KARAはかわいい!!!!

ほんとみんな日本語の勉強かなり頑張ってきたよねー。5月のイベントからしても上達は明らか。一番苦労していたニコルも、韓国語を一切使わずに日本語だけで喋ってた。ニコルの話し方はとてもキュートで、気持ちの抑揚と剥離しない。これって特異なことだと思う。かつてStar Golden Bellで人気を集めたとき、韓国語が苦手なニコルがどれだけキュートにとらえられていたか、日本語を話すニコルを見てやっとリアルに想像できる気がする。


Q.「日本での面白い出来事」
ハラ&ジヨンの話かわいかったなぁ。

  • ハラ「クレープを食べながら、原宿を歩いていたら、きゅうにスカウトされました」
  • ジヨン「びっくりしました。だからー、それでー、ワタシタチ.....逃げましたw」

日本語でハラが話し始めて、日本語でジヨンが引き継いで話す。そしてジヨンの「ハイ!」の返事がすごくかわいい。先生に呼ばれたときのちっちゃい子の返事みたいでさすがジャイアントベイビーだと思いました。ギュリも渋谷で「スタイルが良いので写真撮っていいですか?」と雑誌記者に取材されたけど、「日本語ちょっと難しいデス」と言って断ったとか。


Q.「新しく覚えた日本語」

ジヨンは予想の斜め上を行く自由さ。覚えたのは「こんがらがる」。「こん」の発音が「콩」みたいな感じで強めのアクセト。「歌もつくりましたー。聴きたいですかー?」とか言ったあと、「こんがらがるソング」を披露。

ジヨン「こんがらがーる♪こんがらがーる♪こんがらがーる♪ コン!」

かわいすぎワロタwwかわいすぎて若干お客さん置いていかれてたwww

ニコルは「シクシク泣く」。これなんて言ったのか覚えてないんだが、古家氏が日本語でニコルに何か聞いたときに、間髪入れずにニコルが「は??」って素のテンションの声が漏れてて面白かった。

ギュリは艶っぽい声色で「女ですもの♪」。スンヨンは「残りものには福があるㅋㅋㅋ」「かまへんーかまへんー」とかスンヨンらしくてかわいすぎwハラは最近テレビでよく言ってる通り「人生いろいろ」「人生どうせひとり」。

楽曲人気投票結果発表

曲の発表ごとにちょっとだけ曲がかかる。見所はパネルをもったまま踊るメンバーたち。かわいさがおかしいことになってた。

5位「Wanna」の発表のときに、ジヨンが「なんで5位デスカー?」「この曲がいいのに〜(ぷく〜っ)」「なんでデスカ〜?」とか不満気に振舞ってて死ぬかと思った。パネルをもって踊るのは、最初はジヨンが率先してやっていて、4位以降で他のメンバーもよく踊るようになった。というかジヨンを見ていると、着ぐるみが踊ってるみたい。ジヨンのなかに誰か入ってると思う。

1位「ミスター」では、スンヨンはお尻を客側に向けて踊っていて見所をきっちり読んだのは、さすがスンヨンプロだと思ったよねw このあとギュリからベストアルバム発売の告知、つづけてスンヨンから2ndシングルの告知だったんだが、スンヨンは「私のは....秘密です!」とか超絶スンヨンスマイルで笑ってて、古家氏に「台本にないこと言うからびっくりしましたよ(笑)」とか言われてて、ますますハムちゃんが愛しくなりました。スンヨンかわいいよスンヨン。

ファンへの挨拶

ジヨンは「これから私たちは、”遠い”じゃない、”近く”で会いましょう」って言ってた。ニコルは日本語を忘れそうになったのか何かが面白かったのか、「ファンの...ファンのぉぉおふハハハハ」とか笑い出してちょうキュート。「そばにいてください」とかあんまりそういうこと言わないニコルの口から言われるとドキドキ。ギュリはとても落ち着いた口調で最後まで楽しみましょう的な挨拶。

スンヨンの「私たちは、ここまで来るなんて思わなかったんです。ほんとに感動しました」って言葉には泣かされました。ほんといつもスンヨンに泣かせられる。大事なことを、いつものテンションで明るくあっけらかんと言う。スンヨン!きっと誰も思っていなかったよ!みんな感動してるよ!

ハラ「いつまでも変わらないKARAでいます」

短い間に、歌番組だけではなくバラエティ番組などを通して、明らかに成長と変化を見せてきたKARA。でも基本的には、KARAはいつでもKARAでずっと変わっていない。ハラが「KARAは永遠です」って言ったいつかのラジオでの言葉は*1、月並みの常套句を超えて、不思議といつも心にあります。

握手会

ハラ→スンヨン→ギュリ→ニコル→ジヨンの順番。僕は最後のほうだったので最初の握手まで1時間半ぐらいかかったんだけど、メンバーは疲れてるはずなのに笑顔を絶やさずほんとに頑張ってた。とりあえず「デビューおめでとう」だけは直接言いたかったので全員にそれを伝えた。ジヨンはいい子。詳細割愛。

感想

”KARAブーム”の雰囲気のなかでみた握手会イベント。今までのイベントとは違うメジャー感。
Perfumeのときにも経験したことのない急激な変化と人気の上昇に単純にスゴイなーと思いつつも、夏の一時期のブームで終わらせずに、KARAやK-POP女性アイドルグループの人気を定着させていくのが次の課題だと思いました。浸透しなければ消費されて終わってしまう。それは最も望んでいない展開です。
ベストアルバム発売も新規の一般層に向けた人気定着の布石だと思うけど、同時に既存のファンも大事にしてください。そこが見えずただの商売だと認識されるようになれば、日本活動を望まない声も大きくなるし離れるファンも出てくるでしょう。今回で言えば告知に割く時間を「アンブレラ」の披露に当てても良かった。みんなライブが見たいんですよ。「KARAは一生懸命日本語を勉強して日本のファンに会いに来てくれている」。アイドルへ向ける幻想はとてもとても大事なものです。
まぁ個人的には、商売しにきたKARAがあっけらかんとして、ちゃっかりして、物怖じせずにいつも元気で明るくあれば十分楽しいんですけれどね^^

このままいけば、これが最後の握手会だったとしてもおかしくないんだよなぁー。そう思うと正直寂しいけど、KARAのメンバーたちも語っているように、日本で単独ライブを開催することを次の目標に掲げて欲しいです。集客的にはもう十分に成立するレベル。そして次回のイベントでは、ぜひ地方開催を!多くのファンが待ってますよ!


「日本に来てくれてありがとう」「また来てね」「待ってるよ」

そして「いつも一緒」だと思えること。こんなふうな距離感でいつまでもいたいなーって改めて思いました。




打ち上げでのKARAw
(source: Jiyoung's Twitter, pdjaeho's Twitter)

*1:最近KARAを知った人にはぜひ聴いて欲しいラジオ放送です。日本語字幕付。http://www.youtube.com/watch?v=K2FZK5UT7yc