勢いが止まらないf(x)、概観と振り返り

現在もう当たり前の風景になりつつあるf(x)のブレイク。でもやっぱりそんな当たり前じゃないから何度も取り上げるよ!
M!Countdownと人気歌謡で3週連続1位を記録。Music Bankでは2度目の1位に返り咲き。もちろん時運もあるけれど、3〜4月から始まったガールズグループのデビュー&カムバラッシュの流れを、f(x)は文字通り「平定」する役目を担ったという印象なのよね。

先日の人気歌謡のミュティズンでは、どこからともなく現れたヒチョルとソルリの抱擁がとても素敵だった。以前から”妹”として可愛がられていたのは誰もが知る話だけど、それは”国民の妹”というようなアイドル的なものではなくて、このヒチョルには”家族としての妹”を愛するぐらいの愛情の深さを感じるし、この二人には二人だけにしかわからない信頼関係があるんじゃないかな。なんか「負けた」って思ったのよw

概観と振り返り

ソシ・カラ・ワンガ・BEGが国外活動で席を空けたまま始まったこの春のガールズグループ旋風。
おそらく一般の人には「多すぎて訳わからん!」という感じだったと思うけれど、僕にとっては「シーンごとごっそり現れた」という印象が強かった。大御所で縁取られた”ひとつの”K-POPガールズグループシーンとは別の流れというか胎動があって、その中で王者の座に座ったのがf(x)だった、という印象なんですよ。これからSecretやmiss Aがカムバしても、それはf(x)による「平定」後のシーンであって、流れの質的には変わらないんじゃないかという予感さえある。

逆に今回伸び悩んだのはAfter School。決して売れてない訳ではないけれど、2009年デビュー組としてf(x)と同じくらい待望されて始まった正規1集活動は、カムバ当初の勢いのまま駆け上がることはできなかった。同じ2009年デビュー組の4Minute「Mirror Mirror」がステージを重ねた末の逆転劇で1位を獲ったり、RAINBOW「To Me」が意外なロングランヒットで一般層への認知を広めたのとは対照的。それほど期待が大きかったとも言えるんだけどね。現在は、デジタルシングルのSistar19「Ma Boy」に押されている状況。逆にいえば、Sistarは明らかに地力をつけてきてる。

2NE1については、ガールズグループという括りとは別にあるような印象です。2NE1「Lonely」のアコースティック全開な洋楽っぽい曲調は、BIGBANGがロックへ傾倒する流れとともにあるはずで、YGは国内シーンの流行とは無関係に、むしろ作り出していくぐらいの気概でやってる感じがするのよね。

最後に、注目のグループとして、やはりGirl's DayとAPinkを振り返っておきます。

Girl's Dayのカムバ当初、僕はGsDの持つ明るさを「ジャンクで無頓着なまま突き進んでいく姿が撒き散らす”キラキラ”」と書いたんだけれども、この春のガールズグループ旋風の先陣を切ったという象徴的な意味も加味した「勢い」「雑味」「奇天烈さ」をもってして、一気にメジャーグループ入りした印象でした。スキル偏重主義のKドル界にあっては異質な存在(といっても実力はあるんだけどね)。先日のK-POP NIGHTでの人気っぷりを見ても思ったけど、ほんと大量の新参を生み出したよね。スルーされてきた経緯が悔しいのでせめて古参ぶるぞオレは!w
ステージの外でも、男性誌「MAXIM」でのまさかのセクシーグラビア展開や、日本でのGirl's Dayの中の人のファンへの対応の近さは特筆すべきことで、次に何をしでかすかわからないダークホース感がすごくある。
APinkは、一般認知はまだまだだけれど、デビュー約1ヵ月で公式ファンカフェ加入者がすでに9500人を超えるなどヲタ人気がすごいという印象。「APINK NEWS」の名作っぷりがコア層の獲得に拍車をかけてる気がするのよねー。もうすでにAPinkだけで語れる物語がある。あとAPinkを好きになる人の感想が、何かとの戦いに負けたかのように「CDを買ってしまった」「好きになってしまった」と告白するのが面白い。当然、僕もその一人なんだけどもw

海外活動を追うよりも、僕はやっぱり韓国国内で活動してるアイドルを見るのが好きだし、その情勢に興味がある。そういうスタンスは今後も変わらないんだろうなぁ。まぁそんな感じです。まだまだ韓国アイドル面白いわ。

おまけ


美しすぎて言葉を呑んだ。クリスタルは一体何者なんだろうか。身体能力の高い女子にはすぐ惚れてしまう...。