のっちの呼び声を聴いて走り出した（１）
「ぉ泊まり(*￣ω￣*)♪」 fromかしゆか
気づけば夜中3時30分(;￣▽￣)ノ笑
女の子って話が尽きないもんで雑誌みてはキャーキャー、
テレビ見てはキャーキャー、
おかし食べながらキャーキャー。。。
やっぱり３人でいるのって、、
楽しぃね――――――――――――o(≧∀≦o)(o≧∀≦)o♪♪笑
３人の念願叶って、のっちの家にパフューム３人で初めてお泊りしたようです。４年間一緒に住んだＢＥＥ−ＨＩＶＥ寮を今年２月に退寮してから数えると、約５ヵ月ぶりに３人だけで自由な夜を過ごしたんですね。このはしゃぎっぷり！！！
寮に住んでいた頃は、３人で集まってパーティを開いていたこともあるみたいなんですが、この日はどんな話をしたんだろう。まぁなんか・・・ラジオのまんまなような気もします(´U｀;;
ちょうどひこぼし☆募集中の直前くらいに、かしゆかはブログで今回と同じように「３人でいると楽しい！」って書いてました。そのとき、かしゆか、のっち、あ〜ちゃんの３人だけで過ごす時間に何か大切なもの、本当のことを見ているような気がする、っていう感想を書きました。*1でもうまく言えなくて、いつまでも３人だけで過ごす時間が続いて欲しいってことだけ書いた。なんかいま、その続きをもう少し考えられそうな気がする。。。
ビタミンドロップ発売日の夜
２００４年９月８日０時０３分から始まるこの日の映像は、ＢＥＥカメの面白さに気づいていくきっかけになった初めての映像です。
日付が変わってビタミンドロップの発売日になったあと、Perfumeの３人が告知に登場しました。かしゆかはあ〜ちゃんからメールがくるまで布団の中に入って寝ようとしてたらしく、のっちは風邪をひいて、か細い声でふわふわしてた。そしてこの日は台風の日で、音量を上げて映像を見ていると、戸がガタガタ鳴る音や、風が通り抜ける音がはっきりと聴こえてくる。
この風の音。外部から聴こえてくる風の音。この音を聴いてほしい。
０３：０１秒、１７：５２秒、１８：０５秒、１８：４３秒に、はっきりと聴き取れるこの音は、寮内に響く話し声や雑音と同じように、世界の確かな感触に満ちている。
そんな中で、２１：２３秒を過ぎた直後、かしゆかは何かを思い出すように、ふっと気が抜けたように、ぼんやりとした表情を浮かべた。この表情がとても印象的だった。この後かしゆかは、「あっ、きょう英語の先生おもしろかった・・・」といって話し始めたから、このとき次に何を話そうかって考えてたんだなっていうことは、もちろんわかる。それでも、このときのかしゆかの表情は、そうではないことに、たとえば遠くで響いている風の音や、遠く離れた広島のこと、もっと違う何か遠くのことへ向けられているように見えた。
この後３人は、ほとんどカメラの存在を忘れてふつうの何でもない話をする。それがＢＥＥカメに興味をもつきっかけになった部分です。そのことはいまは特に書きません。
なんでこんな話をしているかというと、こないだの８月１日の梅雨明けの日に書いたエントリで、２００３年８月２日の気象画像を載せたことがきっかけになっている。*2左の画像は、おなじように気象画像データベースから日付を検索して出てきた２００４年９月８日００時の気象画像です。
この日の台風は、台風２００４１８号、アジア名：SONGDA（ソングダー）といって、Wikiにも記事が登録されているくらいの記録的な台風だった。映像のなかであ〜ちゃんが話しているように、宮島の厳島神社が損壊し、山口情報芸術センターの屋根がはがれ、北海道大学では多くのポプラが倒れた。死者４１名、行方不明者４名。
このときの台風の風の音が、ＢＥＥカメに残っている。かしゆか、のっち、あ〜ちゃんが学校のなんでもない話をしているときに戸をガタガタ鳴らしていた、台風２００４１８号の風の音を聴くことができる。こんなふうにして出来事がある。そんなふうにして現在がある。そのことがただそれだけで素晴らしかった。
ぼくはそれを「実感」したということなんだけど、ただ「実感した」と書いても意味をなさないような気がする。もう少し正確に言うと、この日のＢＥＥカメの映像と風の音は、２００４年９月８日がこのような布置にあるという認識と同時に出来事になり、そのことがただそれだけで素晴らしかった。それは、ただ風の音を聴いただけでは「実感」できなかったことを、この日この時間のＢＥＥ−ＨＩＶＥ寮の上空には台風２００４１８号が上陸していて、その台風が呼び起こした風の音が、ビタミンドロップ発売日の夜のＢＥＥカメに残っているという認識を通すことによって、「ただそれだけで素晴らしい」と「実感」したということだ。
この風の音を聴くことは、「あること」が「出来事」として析出してくる瞬間、だったのかなぁ。
最後はちょっと冗長になってしまいました・・・・つづきはまた後日に。
