松浦寿夫展@なびす画廊

絵画を見るのは完全に素人なので、いつも好き勝手にみるし、なんて書いていいかもわからないからすごく楽しい。なので読んでも愚にもつかない感想でも書いておきますw

一番大きい作品が好きだったなぁ。会場での喋り声さえ絵を見ることに干渉してしまうぐらい、静かで、こまやかな感覚に注意を払うことを絵から要求されもするし、注意の解像度を上げていく…という表現はほんとはちょっと違うのだけど、ともかく絵から要求されたもの、こちらから要求することで見えてくるものの両方の経験そのものが、すごくこまやかでなだらかだった。一方にはそんなリアルタイムな出力があるのだけど(そして出力そのものを意識させられるのだけど)、でもどこかで、”絵画全体の感じ”というのは常にある。それはそれぞれの絵で全然違っている。でも一番大きい絵だけ、”絵画全体の感じ”の印象があまり残ってない。いいか悪いかはわからないけどね。でも好きだった。

2009.01.13(火)―01.30(金)
http://www.nabis-g.com/kikaku/k2009/matsuura-h.html