「ヘソダンス」放送自粛。振付け修正へ


このブログでも「地上波とケーブルでは裾の上げ幅が違う!」「派手に上げて位置を揃えたほうがキレイ」等話題にしていたRainbowの「ヘソダンス」が、地上波での放送は事実上禁止になったとのこと。理由は「扇情性」のため。次回以降のステージでは振付けを修正しての舞台になるそうです。

この決定は、今年6月末に放送通信審議委員会が女性歌手やダンサーたちの露出衣装および「扇情的な」振付けに対して、地上波3社の歌番組に「扇情性注意勧告」を出した流れを受けてのもの。

8日レインボーの所属会社関係者はマイデイリーに“放送会社の勧誘で放送ではこれ以上‘ヘソ踊り’を踊ることができなくなった”としながら“派手でけばけばしいこともあるという勧告を受け入れて修正する側に決めた”と明らかにした。(中略)

だが‘A’の振りつけで‘ヘソダンス’はハイライトだ。 したがって‘A’で‘ヘソダンス’を修正する場合‘A’パフォーマンスの魅力が半減するだろうという憂慮ができる。 こういう理由で一部ネチズンらは“その踊りが放送されてはいけないほど扇情的かわからない”“’A’の白眉の部分なのにそれを修正せねばならないとは” “行き過ぎた定規はかえって表現の自由を制裁することができる”等の意見も出している。


レインボー、'ヘソダンス'放送で見られない(9/8 My Daily)

ガールズグループらの扇情的衣装が日が進むにつれ論議になっているなかでこれに対する強力な制裁が加えられ始めた。

ある歌謡関係者によればSBS側が最近ガールズグループらが所属したすべてのマネージメント社関係者たちと共に衣装問題など論議になっている扇情性に対して深く議論した。

SBS側は'人気歌謡'など行きますプログラム出演時扇情的な衣装などに対する点検を確実にするという立場を明らかにしたと分かった。

あるガールズグループ マネージメント社関係者は"ウイ日がますます露出頻度が高まるのに対して重点的に議論した"として"前に露出が激しい衣装を整えたことをグループらは出演が難しくなるものと見られる"と明らかにした。

また他の関係者は"会議以後所属会社関係者たちが集まって対策を議論した"として"多くのチームらが以前より衣装およびコンセプトに注意をしなければならないものと見られる"と話した。

これら関係者によれば胸の谷間が見えない線、ヘソ出しシャツがとても上がっていない線程度でガイド線が決まった。

このような議論がある程度実効性があるかは見守らなければならない。 だが、日が進むにつれ激しくなっているのをグループらの露出と扇情性に一度ブレーキがかかったというのにあってその意味が格別だ。

ある歌謡界関係者は"ガールズグループらがあふれて競争が激しくなりながらセクシーコンセプトやはり配る過ぎたことも事実"としながら"放送会社や外部で制裁が入ってくる前歌謡界が先に自省しなければならない時点だ"と意見を表明した。


放送会社、コルグループ扇情性ブレーキなぜ? ‘度を超えたセクシーコード撤退’(8/31 newsen)

この決定に対して、僕は残念というか正直頭にきてます。理由は一点。この決定は単なる「見せしめ」に過ぎないから。端的に言えば、体の良い「見せしめ」としてまだ新人グループの部類で当たり障りのないRainbowが選ばれたって話ですよねコレ。
まず事実として、そもそもカムバ当初から地上波では大して裾を上げてないんですよ。最初から配慮しているし、最近の放送ではさらに配慮してヘソも見えないぐらい上げていない。これが事実。それでも「扇情的」と判断され注意勧告を受けた。
「扇情性」の基準が明らかに恣意的であることがまず問題。「胸の谷間禁止&ヘソ出し禁止」がガイドラインになったと言われてるけれど、それよりもいとも簡単に所属事務所の力関係や歌手の経歴に左右され”弱者”が選ばれることになる。今回、同じく新人グループのNine Musesも「扇情的」という理由で、ガーターベルト衣装が禁止になっています。
そもそもなぜ女性だけ問題にされるのかわからないし、6月末以降のステージに出た歌手やグループでも「扇情的」というなら他にもいるでしょう。Rainbowの「ヘソダンス」を基準にすれば、miss A「Bad Girl Good Girl」の寝転ぶ振付けや、BoAやナルシャの男性ダンサーとの絡み、男性歌手ではテヤンの「I Need A Girl」「I'll Be There」の女性ダンサーとの絡みとか完全にアウトだろ!と思うんだがお咎めなし。今週カムバする2NE1とかもお咎めないでしょうねたぶん。

放送局側としては、放送通信審議委員会の勧告に答える必要があったんだろうと推測できます。確かに露出競争・セクシー競争がエスカレートしていくことは僕も望みませんし、そういう雰囲気があったことも否定はしません。放送局側としては、所属社側に直接的に禁止や勧告を出す前に「自粛」してもらう必要がある。

RainbowもNine Musesも、禁止にして自粛を促すための”見せしめ”にするには”当たり障りのない”グループとして最適だったってことですよね。

ちなみに、地上波3放送は15歳以上が傍聴可とのことなんですが、現場でのIDチェックは適当で「子ども」がふつうに見にきてるそうです。人気歌謡はIDチェックさえしない場面も多々あるとか。放送局側が本当に「扇情性」に対して問題意識をもって真摯に取り組んでいるなら有り得ないこと。

こういうことから見ても、今回の決定は単なる牽制にしか見えないし、そのダシとしてRainbowが使われたことにかなり腹を立ててます。
これどこに抗議したらいいの?

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先週のミュージックバング(9/3)。黒光りする床にRainbowの脚と7色が写る舞台でかなり良かった。短縮ver.ではカットされてしまう1:30辺りのフォーメーションが、今回の活動で一番カッコ良く捉えられてて最高。いや、Rainbowほんと良いんですよ。負けないで頑張って欲しいです。