「To Me」カムバックステージ@Music Bank(4/8)


とりあえず一言。RAINBOW最高です。完全に一皮剥けた。

今回の曲とステージについては、「こまけーこたぁいいんだよ!!」の部類に入る小言を言いたくなる要素が確かにいっぱいあるんですよ。曲単体としては「MACH」「A」ほどの”強さ”はないし、振付けの個々のユニットはとても地味で「〜チュム」として流行するようなキャッチーさもない。意図的な過去の活動曲の振付けとのミックスは、RAINBOWの振付けチームの弱さが露呈してると思う。


でも、それでもなお、「とても良かった」。この「良かった」感じをうまく言い表せなくてもどかしいのよ!


ひとつ間違いないのは、今回のカムバでRAINBOWのイメージが”震え始めた”ということ。そしてこのステージは、「これを見れば”RAINBOWとは何か”が一気にわかる」類のものだ。これまでの「押しの強いエロさ」だったものがピアノの旋律に乗って「スマートなエロさ」に位相がズレた。そのズレの振れ幅のなかで、いまRAINBOWのイメージは震えている。「やっぱりエロいRAINBOW」の変わらない姿と、「美しいエロさ」が加わった新しいRAINBOWへの「胎動」に興奮した、ということなのかもしれない。というか、オレのほうが余程揺れている。

今回のカムバステージで一番負荷がかかっているのは、表情だと思う。冒頭のウリちゃんを見れば、それだけでRAINBOWであることは明らか。ノウルの「カムカムとぅみー」で何人の虹ペンが虹の森へ誘われ消えていったことか...。ジェギョンは言わずもがな、ウリちゃんの過去の活動曲を盛り込んだラップのあとの「Be.O K!」の表情(と手の動き)を見ただろうか!そして今回、一番重要な役割を担っているのはスンア姉さんだ。ラグジュアリーさの、新しいRAINBOWのイメージの多くは、金髪にしたスンアの美しさが担っている。

忘れちゃいけないのは、今回のカムバでウリちゃんがフィーチャーされていること。誤解を恐れずに言えば、長く続いたジェギョンのワンマンチーム体制が、「MACH」「To Me」を経て解体されつつあると思う。ジェギョンの”股開き”もRAINBOWのシンボルとしてまだまだ欠かせないけど、ウリちゃんがソロでバレエ踊ったり(あのコミカルさもRAINBOWのものだ)、片輪を担うようになってきてる。あと、今回ジスクの歌パートの比重が大きくなってたんだが、「To Me」はメンバーの声の割り当てが魅力で個性が引き立つ曲とも言えるよね。なんとなくSweetuneチームとは声の使い方の発想が違っているように感じた。だからこそ「表情」に負荷がかかるし、その意味で、この曲は良くも悪くも、表情をアップで捉えることができるテレビ向けの曲だと思う。そこがちょっと心配だけども。群舞の面白さもちょっと感じたので、他ステージ見たらまた書こう。

というわけで、とても興奮したRAINBOWのカムバステージでした。やっぱRAINBOW大好きだわ!

「To Me」フルMV


(いま出てこられても感想が間に合わないww)