RAINBOW「A」リリースイベントMINI LIVE&TALK SHOW@池袋サンシャイン噴水広場ステージ(9/14)

RAINBOWが噴水前で踊る姿は、おそらくすべてのRAINBOWファンが”生で見たい”と願ってやまなかった姿だ。何度も書いているけれど、RAINBOWと水の相性はいつも素晴らしい結果を生む。今回のサンシャイン噴水広場前でのイベントもその例に漏れず、祝祭感に満ちた素晴らしいイベントだった。

もうどんなふうに書いたらいいかわからないので、今回は韓国マナーのレポ風に書いてみます。
適当に読み飛ばしながら読んでくださいw

抽選まで

平日17時開催&9時抽選開始という厳しい条件だったけれど、僕には”行かない”という選択肢はありませんでした。だって、夢だったもの。大好きな虹ちゃんたちを、見たいと願っていた場所で見れる。こんな幸せなことってないよ。タクシー飛ばして早朝5時に現着。虹ペン仲間さんと「いやー来ても200人くらいでしょー」「抽選なんて余裕ですよ」とか、ジェギョンラブな尊敬する虹ペンさんの妄想話を聞き(流し)ながら待機。

予想は見事にはずれ、8時前には200人をとっくに超え、抽選の9時の時点で500人以上が並んでいたそうです。去年のソウルトレイン公演をはじめ、日本で出演した各イベントでの反応や空港送迎への参加人数を見ていたら、RAINBOWにこんなに人が集まるなんて、僕は全く想像できなかった。

抽選なんて形式上のものだと思っていたら、目の前で大量にハズレくじが投入されガチ抽選に。3〜4人に1人の当選確率で、ぼくは見事にハズレ。一緒に4時間待った虹ペンさんのうち、当たったのは二人だけでした。非常に残念。

ライブまで待機

予定では抽選当たってサクっと帰って、カメラとTシャツ用意して一旦寝るつもりだったんだが、すぐ戻らないと場所取りが不安なので結局待機することに。髭生えたまんまだよ!
ちょうど4年前の同じ場所で、Perfumeが「ポリリズム」のリリースイベントを開催したときも早朝から一緒に並んだ人と本番で見るポジションは大まかに決めていたので、焦らなくて大丈夫だと思って買い物やら食事やらでだいぶのんびり過ごした。

茶店でのんびりしてると、隣席の美人韓国人女性二人組が「写真撮ってくださーい」と話しかけてきたり、あまりに暇なのでボードを作ってると、これまた隣席の老夫婦が「それ字が違ってる」「これは意味が通じない」と添削してくれたり、通りすがりでイベントを知った韓国人青年がハングルと読み方を教えてくれたり、「ブログ見てます!」という方とお話できたり、なんだか偶然の出来事がいっぱいありました。

プ〜ちゃんさんが出来立ての虹色のリストバンドを抱えて戻ってきたので、すかさず撮影タイム!

しかしケータイの電池も完全に切れて肝心のイベント全景は撮れず。だって抽選当たって帰るつもりだったからさ...

3時くらいには、1F最前はサイドを含めて緩く埋まっていました。僕もそのぐらいの時間から定位置で待機。ステージ正面には、RAINBOWの7色をあしらった大きな幕が設置され、柱にはポスターも貼られる。4時を過ぎて、スタッフさんがヘッドセットを準備したり、マイクチェックをしている中に、司会の鷲崎さん発見。完全に溶け込んでいてリアルにしばらく気づかなかった。手を振ったりサランヘポーズもらったりでオレ満足。わっしー!フゥーっ!

開演時間の5時には、地階から3階まで各階最前列は埋まる盛況っぷり。客層は、男女比7:3ぐらいの感覚で、KARAと同様、来歴のわからない一般層という感じでした。隠し持っていたボードやうちわをごそごそと準備し始める人が増える。ジェギョンに続いてジスクが人気な様子。印象的だったのは、通りすがりのお客さんだと思っていた北関東感のある青年二人組が、大きなヒョニョンボードを掲げていたこと。僕なんかが与り知らないところまで、虹ちゃんは届いてるのね。

徐々に高まっていく緊張感のなか、17時きっかりにイベントが始まりました。


(source: RAINBOW Official BLOG)

「オレたちのRAINBOW」

大歓声のなかRAINBOWが登場。ほんとに、ほんとに大歓声で胸が熱くなる。今までどこにこんなにファンがいたのよww
登場したら、本人たちの仕切りでいつもの自己紹介⇒現在の心境を交えて挨拶。詳細はこちらにあるので読んで頂くとして、もうね、とりあえず驚いたのは、ジェギョンの足の筋肉がすごいの!太ももの裏の筋肉がくっきり割れてる!そして、テレビだと過剰にも見える投げキッスやサランヘポーズのファンサービスの所作は、実際にファンを目の前にしたときにその真価を発揮するということがよくわかった。

RAINBOWの良さを聞かれれば、楽曲の良さ・下品にならないキュートな”エロさ”・個性と没個性を揺れ動くグループの”群れ”としての面白さを挙げるけれども、何よりそのすべてのベースにある、RAINBOWのメンバー全員が”過剰にいい子”たちであることが僕は大好きなんですよ。ただのいい子たちではない。その過剰さが奇跡的なんです。

「日本に来て驚いたことはありますか?」の質問に、「はーい!ワタシ!」「ワタシワタシ!」「ワタシ!」と我先に手を挙げてメンバー全員がピョコピョコ跳ねる”群れ”としての虹ちゃんの不思議さや、そのときジスクが張り切って挙げた右腕の腕の反り具合のかわいさが完璧だとか、天井を見上げる勢いで上階の客に全力で手を振ってみせるジェギョンのリーダー根性に感動とかいろいろあるけれど、その中でも、RAINBOWの日本初単独イベントで会場中に響いた大きな公式応援の声は、今後の日本活動を占う上で、とても意義深いものだった。



今まで合同イベントでRAINBOWを見たときは、公式応援をやっているのは身内ぐらいで周囲の失笑を買うのが常だった。失笑どころか振り向かれてニヤニヤされるところまでがセットだった。それなのに今回は、誰のなんの呼びかけもなしに、「エイっ!エイっ!エイっ!エイっ!」の大合唱が聴こえる。これは映像を見て初めて知ったんだけど、「A A A A」のコールの前に、ジェギョンが耳に手を当ててそれを煽ってるのね(0:42-)。そして聴こえてきたのは、男たちの野太い声だった。

現場でも話してたんだけど、日本におけるRAINBOWの活動についてこのイベントを通して見えてきたキーワードは、


「オレたちのRAINBOW」


だったのよ。

日本におけるK-POPファンは基本的に女性が大半で、今まで男性の比率のほうが高いのは、唯一KARAだけだった。そこに今回、感覚的にはKARAより男性率が高い形でRAINBOWが加わった。男性の多さと、まだ手の届きそうな範囲にいてくれる距離感。それはまさしく「オレたちのRAINBOW」でした。ジェギョンが手を耳に当てて煽り、野太いコールに嬉しそうに顔をくしゃくしゃにしながら裾をまくり上げる姿は、そういう意味でとても象徴的な姿だった。

DSP Media マネジメント担当のチェ・ソンピル氏が語る、KARAよりもう少し手の届かない「あこがれ感」や、主なターゲットが女性ファンということ、基本戦略は”セクシー”だけど、あくまで女性目線の”セクシー”(cf.日経エンターテイメント 2011.10月号 no.175)というRAINBOWの戦略は、一見すると全く的外れに思えた。でも実際、こうしたイベントを目の当たりにして僕が感じたのは、「狙いは外れているけれど、偶然当たってしまっている」という”大量の誤配”の感覚だったのね。その”うっかり感”みたいなところも、RAINBOWの魅力になっていると思う。過剰にいい子たちのRAINBOWは、同時に”うっかりセクシー”でもある。

池袋サンシャイン噴水広場でのデビューイベントは、日本におけるRAINBOW受容の今後の展開を考える上で、とても重要なイベントだったと思うし、あんなにホームな感覚で虹ちゃんたちを応援できたことがとても嬉しかった。最高だったよ。噴水は上がらなかったけどな!(涙目

おまけ

虹ちゃんイベントにおいて、「誰々から手を振ってもらった」「投げキッスもらった」「サランヘもらった」等々の報告は、現場でもtwitterでも驚くほど溢れかえっているのだけど(それぐらいファンサービスが熱心なのね)、僕も性懲りもなくその一つを告白しておきます。

僕はジスクが大好きなんだけど、ジスクがトークの途中でくるっと振り返って、何度も指をさしてきてくれたのね。その後、ジスクが自分の前腕を挙げて「コレ、コレ」と指をさしたので、ぼくも腕につけた出来たばかりの虹色リストバンドを指しながら、ジスクと頷き合ったりした。ロックな男気を持つジスク。虹ペン仲間さんにだいぶ見られていたみたいで冷やかされるなど。その後も色々あったんだけど、秘密にしときます!オレのバカさ加減は温存w

というわけで、次は9/17のミニライブ&握手会のレポを書きますよー







(via: Visual Glow)