KARA「STEP」活動を見てきたよ〜後編


3週間の「STEP」活動も無事終わり、シンドンのメッセージに号泣したギュリのシムタ最終回も終わってしまったと思ったら、ギュリのミュージカルは初日を迎えた。オレのレポだけ終わっていない。夏休みの宿題は”出さない”タイプだけど、いつから書き始めたかわからないレポを今回だけは仕上げておくよ。
しかし韓国から帰ってきてからというもの、時間が経つのが早すぎる。

9/25 人気歌謡(事前収録・本放送)

■入場まで
前日の夜から色々あったんだけど、まぁ全部は書かないことにして、眠い目をこすりながら再びカヤンのSBS公開ホールへ。カヤン駅の4番出口にあるコインロッカー(遠い!)に荷物を預けるのに手間取って、ダッシュで集合時間へ。前日のイベントでお見かけしたファンカム職人さんにご挨拶してブログを教えてもらったんだが、後で確認したら憧れのall-idol.com所属の方だった。あああ!もっとお話聞いておけば良かったよ!


■事前収録
U-KISSペンと一緒に入場。まだSTEPのセットを作ってる最中だった。トンカチ&のこぎりで床から作ってるので、どれだけ待つのか不安になるなどw
KARAが登場してリハをしたとき、ジヨンは衣装のパンツ部分がずり上がるらしく始終降ろす動作をしていた。その不機嫌そうな所作がとても今のジヨンらしかったのよねー。ファンへの対応を見ていると、おそらくジヨンは自ら”ジャイアントベイビー”からの脱却を図っている時期で、大人のクールな女性に憧れている多感なお年頃。*1だからこそSTEPでのクールなジヨンの存在感は大きいんだけど、とりあえず静かに時が過ぎるのを見守ろうと思いましたジークジヨン!

収録は4〜5回程。最後の一回はクレーンカメラのみをステージ中央に配置して撮影するなど、人気歌謡の舞台が再構成で作られてるのがよくわかった。中央3台のカメラも少し高い位置に置かれていて、各カメラマンさんも小まめに高さを調整。さらに中央にもう一台、横移動のレール付きカメラがあって、アシスタントがメモ書きを見ながらカメラ台を動かしてる。ああ、これが”振動するカメラ”なのねと感慨もひとしお。

U-KISS「Neverland」の舞台も何度も見たけれど、カミリアの皆さんも熱心に声を出す。そのおかげでこの日の放送には男の声援が多数のってしまって、良かったのやら悪かったのやら(笑)。収録終わりに、U-KISSリーダーのスンヒョンがカミリアに向けて、「カラのファンの皆さんのおかげで良い舞台ができました感謝します!」的なご挨拶。ちょっと前のカラ絡みの騒動のことも念頭にあったと思うんだけど、良くできた人だなと感心しました。

ソン・シギョンさんは今回何度も見たんだけれども、カミリアのヤジが面白くて、カミリア男子が「オッパ〜!オッパ〜!」と呼びかけ「あートンセン!」と返されるやり取りは笑ったわ。そしてソン・シギョンさんの時の赤い電話ボックスをその場に残したまま、KARAが再登場。なんと「Date」の収録だよ!!!!見れないと思っていたのに、ほんとラッキーだった。
最前のスタンディングエリアは基本的に女性なんだけど、追加で身長170cm以下の人は男性もOKということだったので、近くで見れた人が羨ましすぎる。あれ近くで見たら昇天してたよ..。表情演技中心なので僕のところからは正直あんまり見えずに命拾い。Dateの公式応援で「オットケ!!!」「アッチム!!!」って言うのがスゲー楽しいことだけはわかったw 最後に翌週分の「STEP」も同じく4回ぐらい収録して終了。喉から血が出る勢い。


■本放送
事前収録でお腹いっぱいだし、番号遅いから入れないと気軽に待ってたら、またしても並んでいたカミリア全員入れることに。今年分の運は使い果たしたね..。
今回の渡韓で、KARA以外で生で見てすごく良かったのは、Nine Muses, ダビチ, そしてBrown Eyed Girlsだったんだが、特にNine Musesは自分の中で一番見直しが起こったグループだった。Sweetune仕事の「Figaro」がとても良いというのは前提として、高身長で揃えた群舞が何よりかっこ良いの。統一感のあるスタイリッシュさで言えば他の追随を許さないんじゃないかな。
そして意外だったのは、愛想がとても良いのね。マジヲタが極少なせいもあると思うんだけど、別にボードも何も持ってない状態で一生懸命手を振ったら、ウンジが発見してくれて他のメンバーに「あそこで手を振ってるよ」と耳打ち⇒再び手を振り返してくれるなんて想像だにしていなかった。Nine Musesは、現場では完全にノーマークね。
最後は、KARAが見事にミュティズン。トリプルクラウン達成。あの現場に居合わせたことが、いま思い返してみてもやっぱり夢みたい。「ミュティズン獲るよ」って半ばわかっていても、実際その場で目の当たりにすると、ちょっと血の気が引く感じで空間が後退するのよね。そしてKARAはパールピーチの風船のカミリア席を見上げてくれる。
放送ではすぐに終わっちゃったけど、KARAとバックダンサーはステージ後方に移動して、全員でダブルピースの愛嬌で曲に合わせて踊っていました。ステージから捌けるとき、控室までの通路が少し見える位置だったんだけど、「カラ〜チュッカヘヨ!」って声を掛けたら、メンバーの誰かはわからなかったけど、手だけ挙げて「バイバイ」ってしたのが見えた。あの手の動作が妙に印象に残ってる。


■終了後
外に出て、韓国カミリアの方々と軽くハグしながら、トリプルクラウンを祝った。ほんとみんな嬉しそうだった。
今回、韓国へ行ってわかったのは、KARAって知名度のわりにファンの規模が中規模で、大人のファンも多くて落ち着いていて、僕にはとても居心地のいい場所だということだった。現場がとても成熟してる。以前に較べると遠くなったんだろうけど、それでも少なくとも韓国では、KARAはまだまだ近さを感じられる距離にいました。
これからは、放送でカミリアの声援を聞くとき、その声の主たちの顔を思い浮かべながら見ることができるのよね。これは僕にとって大きな収穫。ファンとは何なのか、応援するとはどういうことなのか。僕がK-POPを知って、さらにKARAを通じて知ったのは、日本とは異質の韓国のファン文化でもありました。立ち位置は変わらず語る対象だけが変わっていくことよりも、僕は立ち位置をズラされる経験をしたい。
今回の渡韓は、そういう意味で勉強させてもらいました。お世話になった皆さんに感謝します。


■後記
会場前でなんとなく車の出待ちをして一瞬で通り過ぎたので笑ったりしながら、30分ぐらいウダウダして金浦空港へ。カヤン駅のコインロッカーから荷物を出すとき、暗証番号のSMSが届かなくてインフォメーションセンターに電話して、英語と韓国語の単語で説明。見兼ねた係りの人が多分お情けでリモートで開錠してくれて助かった。
今回、DSP事務所にもニコルママの焼肉屋にもマンゴーシックスにも行く時間なかったので、次回はもうちょっとゆっくりできたらと思います。服とか中古CDとか買ったりしたかったんだけどなー ほんと忙しかったw

というわけでレポ終わりです。長文読んで下さってありがとうございました。

*1:これを第一次ジヨンショック(2011)という