RAINBOW日本デビュー記念イベント@渋谷AX(9/17)

韓国レポを書き始める前に、もうほとんど書き終えていた9/17のRAINBOW@渋谷AXの感想を上げておきます。
最後のほうは、ソウルへ向かう飛行機の中で書いてたのよね。記録として、そのまま載せておきます^^

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ついこないだの出来事だと思って幸せな思い出に浸っていたら、もう4日も経っていたのね。
本当なら今頃はソウルに着いていたのに、台風のため欠航。明日(9/22)の昼頃に仁川到着です。そのおかげで、RAINBOWの日本デビューイベ&握手会のレポを書きそびれずに済むよ。

9/17のRAINBOWのデビューイベントは、ここ最近行ったイベントの中でも、最高に楽しくかつ幸福に満ちた現場でした。何より重要だったのは、そこにはまだまだ小さいながらも、アイドルとファンが一体となったムーブメントの萌芽があったということ。RAINBOWがこの先に売れる/売れないに関係のないところで、RAINBOWとファンによる歴史が始まったという感覚がありました。あの日の渋谷AXには、キラキラした”出来事”があった。


ライブ

予想を超える来場者のため、イベントは急遽2回まわし。男女比7:3で、男性に限っては若干年齢層も高め。北関東的というか、いわゆる広義のヤンキー層も多めで、KARAと同根のファン層から濃い部分を抽出したような印象。何度も言いますが、日本におけるK-POP受容を鑑みると、きわめて異質です。

1回目、2回目とも両方見たんだけど、レポ的な部分は飛ばして、2列目ジスクポジで見た2回目の感想を中心に書きます。これがほんと素晴らしかったのよ。

  1. A(日本語版)
  2. Gossip Girl(日本語版)
  3. Mach

RAINBOWのパフォーマンスをこんなにも近くで見たのは初めてだった。
間近の虹ちゃんたちのダンスを仰角で見ていると、今まで何度も映像で見ていたはずなのに、初めて気づくことがいっぱいあった。何よりもまず、7人全員ともダンス中の表情管理と観客へのレスポンスのスキルが異様に高い。特に僕はジスクを中心に見てたんだけど、「ダンスの振りは崩さないまま、観客へのレスポンスをダンスの振りそれ自体に織り込んでいる」、という印象なのね。
ゴシップガールの指差しや、Machでの顔を前に出して腰を回す部分は特にわかりやすいけれど、レスとダンスの振りの融合の内訳は、主に顔の微妙な角度と表情、視線の動きで成り立っていた。その融合のあり方は完全にスキルフルなもの。まずその技術に感動しました。
色んなK-POPアイドルグループを見たけれど、この印象はRAINBOWにしかないものだったのよね。大会場の合同イベで遠目に見るのとは全く違ってて僕自身も驚いたんですが、RAINBOWには接近戦に強いライブ力がある。これは今回最大の発見でした。今後も、比較的小箱(ex.赤坂BLITZ恵比寿リキッドルームetc)でライブが重ねられていけば、RAINBOWの接近戦でのライブ力の高さがわかりやすい形で伝わっていくと思うんだけど...まぁ規模的に厳しいかな。

終演後、妹分を見に来た前列のカミリアたちに、「なぜ生虹を見たひとが嵌っていくのか一発でわかった」、と言われた。うん、そういうもんなんだと思った。「優しくていい子たち」というRAINBOWを評する言葉は、言葉自体としてはとても弱いものであることは知ってました。でもそう言うしかなかったのよ。生で見て触れ合ってみれば一気にわかることだと確信していたから。

それにしても、男の野太い声が響く環境で見るライブがこんなにもバカで楽しいものだって、なんかしばらく忘れてたよww ジスクの「ひみちゅ、ひみちゅ♪」はスゲーかわいかったなぁ。あと重いイントロを聴いて、日本での2ndが「Mach」だと知った瞬間は感動で震えた。2ndでMachは、かなり”攻め”の姿勢だと思います。売れるかどうかはわからないけど、良い曲で勝負することに意義がある。そこには、誠実さがあると思うのよ。

握手会

1回目は1回だけ握手して、2回目に残りの握手券を投入。五反田ソウルトレイン以来の握手でした。

並びはジャケットと同じ色順。ひとり当たり1〜2秒で、一言ずつ。虹ペン7人で「レインボウガ トッスムニダ〜♪」「Are you ready? RAINBOW !!」とかメンバーと一緒にやって2周ほど遊びながら、それ以降は各人自由に握手。ほんとは全メンバーと均等に話したかったんだけど、基本的にテンパってて無理なので、大好きなジスクに絞って色々話しかけました。

ジスクに「ジブリ なにが 好き?」「んん?ジブリ!?」と意味が通じなかったとき、ほっぺたをぷくぅ〜としながら切なそうに両手を前に出して流される僕を見送ってくれたり、僕が首から提げていたペンライトを無言で掴んだり、「しつもんしてクダサイ。しつもん!」と身を乗り出したり、話を聞こうと顔と耳を近づけてくれたり等々、一瞬だったけど個人的な思い出が色々できました。まぁ全部は書きませんw

握手会を通して初めて知ったメンバーの印象のうち、最も面白かったのはユネちゃんだった。一言で言うと”隙”がものすごいあって、緩くリラックスして話せる雰囲気がある子なのよね。「疲れてる?」「いいえ〜 大丈夫でーす」と気軽に返ってくる感じ。あと、ウリちゃんのしとやかな雰囲気というか、誘い受けな感じも独特でした。RAINBOWのおばあちゃん担当は改めて納得。一方で、ジェギョンはものすごい疲れてたんだけど、それはリーダーとしての頑張りの現れだったよね。きっとそれは皆に伝わってたと思うよ。

最後のほうは、握手が終わったらまたすぐに握手の順番になって考える間がなく、疲れてるメンバーにも申し訳ないということで、残りの握手券を1回で使うから必要な分だけ話させてくれと交渉。最後の握手は、それまで言えなかったことを一人一人に伝えました。

ユネちゃんには、twitterを頑張ってることは皆に伝わってるよっていうこと、ジェギョンちゃんにはお花の企画のこと、ヒョニョンには冗談を期待してるということ等々を話しました。ジスクで粘りすぎて、いつも挨拶だけになってしまっていたウリちゃんには、「名前覚えます!おしえてください!」と言われ、ウリちゃんこんなにも優しいのに申し訳ないことをしたと反省しきり。ああ、ウリちゃんなんていい子なの!

ジスクとは、いつもありがとうっていうことを何度も話しました。なんか変なスイッチ入っちゃって、完全に中学生の体育館裏告白モード。もうなんかすみません..。僕は気づかなかったんだけど、隣のユネちゃんが僕らを指差したりして完全に冷やかしモードに入ってたそうです^^;

後記

外に出ると、みんな晴れ晴れした表情で待ってました。
蒸し暑さで汗ダラダラだったけど、すっかり陽が落ちて暗くなり、人もまばらになった会場で、いつものメンバーと握手の感想とか言い合ってすっごく楽しかった。そう...こういうのがしたかった。最後は、虹Tシャツ7人組で、ウリちゃん風というより、暴走族OB風の北関東な集合写真を撮って解散。これが傑作でほんと笑ったわww

これから現場が出来上がっていくだろうっていう感覚、出来上がっていく前の感覚。なんか上手く言えないんだけど、そういう雰囲気がすごく気持ちよかった。9/17の渋谷AXの夜は、明るくて、暖かくて、大好きな種類の現場の空気が流れてた。

売れても売れなくても、いつまでもこんな現場であって欲しいな。